ステファニー A. アーチック
2024-25年度国際ロータリー会長
McMurrayロータリークラブ所属
国際ロータリーに所属する日本ロータリーには17の地区があり、その一つである第2550地区には栃木県全域が包含されています。さらに2550地区は、第1~9の9つのグループに分かれており、合計48のロータリークラブが所属しています。
2024~2025年度、第1グループに所属する黒磯ロータリークラブ会員は、市田登(鹿沼RC)地区ガバナー、稲垣政一(黒磯RC)第1グループガバナー補佐、藤﨑善隆( 黒磯ロータリークラブ)会長という陣容の下、日々の奉仕活動に取り組んでおります。
この度、歴史ある黒磯ロータリークラブ第65代会長に就任致しました藤﨑善隆です。世界に大きな影響と変化を与えた新型コロナウイルスは、感染症法上の5類に移行され、一年以上が経ちました。街にはにぎわいが戻りつつありますが、希薄化した人と人とのつながりなど戻りきらない部分も見られ、大きな爪痕を残しました。歴史と伝統ある黒磯ロータリークラブですが、そこに安住することなくこうした変化に対応し、より意義有る活発な活動を行えるよう尽くす所存でございます。
2024-25年度のステファニー A. アーチック会長は、「ロータリーのマジック」をテーマに掲げています。ロータリーの活動・友情がマジック(魔法)を生み出し、世界に良い影響を与えると述べられています。そしてそれが新しい会員へ広がり、女性の力を解き放つことで、マジックを持続させることを期待されています。
また、市田登ガバナーは「ロータリーを楽しもう」を地区のスローガンにされています。コロナ禍で制限されていた活動を見直し、継続された活動と新たな活動を通じて地域に貢献するとともに、ロータリアン自身が活動を楽しめるよう求めています。
その上で以下の重点項目を挙げられました。
1. 会員増強
2. ポリオ撲滅活動の推進
3. 地区グループでの共同活動
4. ロータリー財団の有効な活用
5. 米山記念奨学生の支援
6. DX化への対応
7. ロータリーの友の活用
これらの重点項目に基づき、黒磯ロータリークラブ会長方針として、下記の目標を掲げます。
1. 持続可能なクラブを目指し、例会・親睦行事の充実を図る
2. 会員純増2名
3. 各委員会内で役割分担を行い、全員で活動するクラブを目指し委員会活動の活発化を図る
4. ロータリー財団支援;US$180/1人(財団$150+ポリオプラス$30)
5. 米山記念奨学会支援;19,000円/1人
6. My Rotary登録・DX推進
の6項目です。
特に、「会員増強」は大きな課題であると考えております。様々な活動も会員の確保される事ではじめて人材も資金が担保されます。今年度会員数は33名、出席規定の免除により通年欠席予定の会員が3名ということで実質30名でのスタートとなり、諸物価の高騰も影響しマンパワーの面でも財政的にも大変厳しい状況である事はご承知の通りです。財政上は稲垣年度に会費値上げが決議されましたが、特別会計も厳しい状況にあり、スマイルボックスへのご協力もよろしくお願い申し上げます。また、増強に関しては特に若い世代の方の入会を促す事を企図し、本日のような「夜間通常例会」を設定致しました。またクラブ奉仕の小委員会を実質的に統合する事で、委員長職の削減、負担の分散化を図っているところであります。
「夜間通常例会」は、業種にも拠りますが比較的融通の利く時間帯になるのではないかと考えています。会員候補の方を積極的にお誘い頂き、ロータリーの雰囲気を感じて頂く場として是非活用して頂きたいと思います。
また、各委員会では委員長など特定の方に負担がかかりすぎないよう、委員の方々が役割をうまく分担して下さるよう工夫をして頂きたいと思います。家庭集会などと通じてコミュニケーションをとって頂き、個人に負担がかかりすぎない、誰でも委員長職を引き受けられるような雰囲気作りをお願いします。
更に申し上げますと、次年度以降のクラブの体制についてもご協力をお願い致します。新入会員の減少や働き方の変化により、会長幹事を始めとした役職をお引き受け頂ける方が限られております。黒磯ロータリークラブでは一度会長幹事をお務めになった方は、それぞれお一人ずつの例外を除いて「次はない」というような慣例になっています。しかしながら第1グループの他クラブでは複数回会長幹事職を務めるのが当たり前となっています。物理的にお引き受けになるのが難しい方も多くおいでになるのは承知の上ですが、今後は二度目の会長幹事も視野にお考え頂きたいと思います。さすがに1年2年で次もというのはこれまた別な負担になりますから、5年以上などの期間を考えるのも一つの考え方です。安藤会長ノミニーが現在理事役員の組織作りをお考えと思います。理事役員選考委員の皆さまはじめ会員の皆さまご協力の上、現在の現状に見合った組織作りのためにご協力賜りますようお願い申し上げる次第です。
難問はございますが、会員間の親睦を深め、信頼関係を築き、良いクラブづくりのためにご協力をお願い申し上げまして、新年度の方針とさせて頂きます。